地球温暖化防止と低炭素社会

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低炭素社会に関する考え方

 ニップングループは、大地の恵みの恩恵を受けて、食にかかわる事業活動を行っています。事業活動が、環境に負荷を与えている事実を深く認識しながら、人と環境の調和をめざし、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
 当社グループでは、商品の安定供給を第一としながらもエネルギーの使用量を低減し、COの排出量を減らすよう、さまざまな取り組みを実施しています。設備投資・改善のほかにも従業員に省エネ活動を周知する対策なども進めています。

中長期目標の策定

 ニップングループが展開している食品事業は、製造業の中では比較的環境負荷が少ない業種ですが、事業活動による「エネルギーの使用」は、対処すべき課題と考えています。2009年度から連結対象のグループ会社も環境目標の対象とし、2020年度目標として、「CO排出量削減」を設定し取り組んでいます。目標達成に向け、当社グループは一丸となり、今後も課題設定や取り組み強化に努めていきます。

CO2排出量と推移

2005年度 2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
目標
CO₂排出量
(千t-CO
国内 150※2 137 140 140 147 150※3 145※2
海外 8 8 8 8 8 9 8
国内外 158※2 145 148 148 155 159※3 153※2
CO排出原単位
(kg-CO/t)
- 79.3 78.9 78.6 81.3 83.1※3 -

気候変動対策

 ニップンは、気候変動対応を経営上の重要課題と認識しています。気候変動により干ばつや多雨などの異常気象が深刻化・増加することで、当社の主力商品の原料である小麦の収穫量が減少します。平均気温の上昇も小麦の収穫量減や品質低下にも繋がるとともに、原材料コストの上昇に繋がるリスクとなり、消費者に安定した品質の商品を提供し続けることも難しくなって、消費者の食生活に大きな影響を与える可能性があります。これらについては当社の信用リスクに関わる課題として、対応していく必要があります。
 一方で、これを新たな製品開発への取り組み機会とし、小麦の品質を維持するための高度な製粉技術の構築や、新規素材を活用したビジネスモデルの多角化を進めています。品質が異なった小麦粉でもおいしいパンが焼けたり、麺を打ったりできるような、新たな調理法・レシピを消費者に対して提案していきます。
 また、当社グループが展開している食品事業は、製造業の中では比較的環境負荷が少ない業種ですが、事業活動による「エネルギーの使用」は、対処すべき課題と考えています。2009年度から連結対象のグループ会社も環境目標の対象とし、2020年度目標として、「CO排出量削減」を設定し取り組んでいます。対策として、エネルギー使用量が低減できる設備を積極的に採用するとともに、原料輸送についてもCO排出量の少ない海上貨物輸送に積極的に切り替えを進めています。今後も気候変動対応を当社の重要な課題と位置付け、取り組みを推進していきます。

再生可能エネルギー設備の導入

 ㈱ファーストフーズ名古屋では、コンビニエンスストアー向けのお弁当(おにぎりやサンドイッチも)などの製造を行っています。より多くのお客さまに喜んで頂ける商品を作り、品質の向上をめざすとともに、環境保全活動を実践しています。
 省エネ対応の一環として、製造工場の屋根に約50kWの太陽光発電装置を導入しました。しかしながら、省エネは、設備担当者だけの努力では推進できません。全員参加でさらなるCO削減に取り組んでいきます。

外部イニシアティブへの参加

 2015年のパリ協定成立を受けて、今、世界各国で、企業や自治体、NGOなど、国家政府以外の多様な主体(non-state actors)が気候変動対策の中で大きな役割を果たすようになってきています。日本でも、気候変動対策に積極的に取り組む企業や自治体、NGOなどの情報発信や意見交換を強化するためのゆるやかなネットワークとして、「気候変動イニシアティブ(Japan Climate Initiative)」が立ち上がりました。宣言「脱炭素化をめざす世界の最前線に日本から参加する」の呼びかけに応え、当社も賛同を表明しました。

Japan Climate Initiativeのロゴ

物流における取り組み

CO₂削減

エネルギー消費量

2019年度の物流におけるCO削減実績
単位 2015 2016 2017 2018 2019 目標
2020
エネルギーの
使用に係る
原単位
Kℓ/百万トンキロ※1 32.8 33.4 33.1 30.7 31.9 31.6
CO排出量 t-CO ※2 50,465 51,687 47,665 44,232 44,759 -

海上輸送

 当社は、鉄道貨物輸送へのシフト活動とは別に、フェリーを利用した海上貨物輸送に切り替える活動にも取り組んでいます。その結果、海上輸送を通じて環境対策に貢献する企業の証である「エコシップマーク認定制度」において認定事業者に選定されています。

エコシップマークのロゴ

フロン排出抑制法対応

 空調機器や冷凍・冷蔵機器の冷媒として利用されているフロンガスには、大気中に放出されるとオゾン層を破壊すると共に、COの数千倍の温室効果があります。2015年4月には「フロン排出抑制法」が施行され、定期・簡易点検やフロン漏えい量などの報告が義務付けられています。
 当社グループは、国内の全事業場において、対象となるフロンガス利用機器をピックアップ、管理台帳を作成して、機器容量に応じた点検・整備を実施しています。機器の購入・更新から廃棄に至るまでの履歴を明確にし、自主的な管理基準を設定してフロンガス漏えい防止に取り組んでいます。CO換算で1,000t以上のフロンガスの漏えいが生じた場合は、フロン排出抑制法にもとづき報告を行っています。