日本製粉の研究開発 / 研究成果レポート / アマニ

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年齢と共にメタボリックシンドローム予備群・該当者の割合が増加

メタボリックシンドロームの状況(20歳以上)
グラフ:メタボリックシンドロームの状況(20歳以上)

メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上あわせもった状態のことです。
50歳以上の男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドロームが強く疑われるか予備群と考えられています。

メタボリックシンドロームになると、糖尿病や高血圧症、高脂血症といった生活習慣病を併発しやすくなってしまうのです。

(出典:厚生労働省ホームページ「メタボリックシンドロームを予防しよう」)

生活習慣病予防・改善の使命を担う

食べ過ぎや運動不足などの不健康な生活習慣は内臓脂肪をためる原因となり、生活習慣病を急速に招きます。
すなわち体内で余ったエネルギーが脂肪として蓄積し、肥満となり、さらに脂肪が増加することで、脂質異常、糖尿病、高血圧などを発症します。
さらに放置すると、動脈硬化となり、脳卒中、心筋梗塞などが起こります。

生活習慣病のイメージ

(出典:厚生労働省ホームページ「メタボリックシンドロームを予防しよう」)


メタボリックシンドロームを予防・改善するためには、運動習慣や食生活の改善を通して内臓脂肪を減らすことが大切です。その他、禁煙する、睡眠をしっかり取るなど、生活習慣そのものの改善を進めていく必要があります。

食物繊維(不溶性・水溶性)や多価不飽和脂肪酸(オメガ3脂肪酸など)、ポリフェノール成分(リグナンなど)は、適度に摂取することで食生活を改善する効果が期待されます。日本製粉は、様々な食物から、これら3つの健康成分を豊富に含んでいるアマニ(亜麻仁)に注目しました。
アマニは世界的に見ると非常にポピュラーで食経験が長い食材ですが、日本では無名に近い存在だったため、日本人の食生活に取り入れ、活用したいと考えました。

小さな粒に秘められた生活習慣病予防の鍵

アマニの成分組成

グラフ:アマニの成分組成

アマニ(亜麻仁)とは亜麻科植物の種子(英名:Flaxseed)です。寒冷地での栽培が適しており、北米、欧州、国内では北海道などで栽培され、世界での総生産量は約200万トンです。
積極的な摂取が推奨されているオメガ3脂肪酸である「α-リノレン酸」、現代人に不足しがちな水溶性および不溶性の「食物繊維」、ポリフェノールの一種である「リグナン」。
この小さな「アマニ」には、生活習慣病予防の鍵となる成分がぎっしり詰まっています。

写真:アマニ

断トツのα-リノレン酸含有量

様々な植物油中のα-リノレン酸含量の比較

グラフ:α-リノレン酸

アマニに含まれているα-リノレン酸は、「アマニの成分組成」の図に示されるようにアマニ種子中に23%含まれています。オメガ3脂肪酸は、体内でつくることができないため、アマニなどを食べることでしか摂取することができない必須脂肪酸です。
また、厚労省が掲示する「日本人の食事摂取基準2010年版」では18才以上で約1~1.5g以上の摂取が望まれており、摂取による心疾患予防効果が期待できます。

リグナンについて

様々な食物中のリグナン含量の比較

様々な食物中のリグナン含量の比較

様々な食物(種子類、穀類、ふすま、豆類、野菜、ベリー類)に含まれるリグナン含有量を比較した報告によると、アマニには断トツで多くのリグナン(Secoisolarisiresinolとして)が含まれていることがわかります。

リグナンによる優れた健康機能

試験概要

臨床試験

総コレステロール値が高めの成人男性(180~240mg/dl)を対象に、 アマニリグナン配合カプセルまたはプラセボカプセルを12週間毎日摂取していただくヒト試験を行いました。

試験結果

アマニに含まれるリグナンによる、血中コレステロール値の改善、肝機能の活性化、内臓脂肪低減などの健康機能が証明されました。

血中コレステロール低下作用

グラフ:血中コレステロール低下作用

n=8, means ± SE.
異符号間(a, b)に有意差(P < 0.05)あり.
※は、摂取前後で有意差(P < 0.05)あり.

肝機能マーカーの改善

グラフ:肝機能マーカーの改善

内臓脂肪量の減少

写真:内臓脂肪量の現象

あらゆる食のシーンで、人々の健康に貢献

このように、様々な健康効果が期待できるアマニは、現代社会において増え続ける生活習慣病の予防、改善の大きな力となる可能性を秘めています。
日本製粉はアマニを通じて、病院での治療に頼らず、「食」を通じて人々が健康な毎日を送れるような将来のために、研究を続けてまいります。

食を通じた生活習慣病改善を!

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