製粉のお話しライブラリー 粉食考古学[4] - めん

中国では粉といえば米粉を指し、小麦粉は面と呼ぶ。
西北部で出土した紀元前6000年頃の石皿や石棒は、それと全く同じ物が雲南地方で最近まで使われていたほど完成度が高い。
中国の粉食史には謎が多く、「4000年前の世界最古の麺が青海省で発見」のニュースも世界を驚かせた(原料は粟と黍)。
小麦は紀元前4000年頃の河北省の遺跡から出土しているが、本格的な小麦栽培は漢代(前206~紀元220)からという。漢の武帝による張騫の西域派遣を機に、製粉技術や粉食文化の東西交流も盛んになったはず。
以後、餃子や麺条、こんとんなどが「餅」と総称され、蒸餅・湯餅・焼餅の製法が確立され、世界に類をみない豊かな粉食(面食)文化が花開くのである。

4000年前の新石器時代の麺(2005年、中国・青海省、ロイター・サン)

前漢代(紀元前1世紀ごろ)の墓から出土した石臼。整然と配列された穴を持つ(直径54cm、中国・河北省、撮影:村田一男)

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