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ロンドンオリンピックに向け、練習に励む選手達。その姿は私たちに勇気と感動を与えてくれます。一方、選手達にとっても家族や友人、ファンからの応援はプレーをする際の大きな力になることでしょう。今回は卓球の競技特性に合わせた、卓球選手の食事についてご紹介します。
直径40mmのボールを手のひら程度の面(ラケット)に当て、約2.4×1.5mの相手のコートに入れなければならない卓球。強烈なサーブやスマッシュ、ドライブのかかったボールを瞬時に判断して打ち返さなければなりません。各ゲーム11点先取の7ゲーム制(4ゲーム先取)、もしくは5ゲーム制(3ゲーム先取)ですが、ラリーが続けば試合時間はかなり長くなり、瞬発力と持久力、そして集中力を要するハードな競技といえるでしょう。卓球の他、瞬発力と持久力を必要とする競技には、サッカー、バレーボール、テニス、バスケットボールなどの球技が挙げられます(表1)。
表1- 競技特性別スポーツの種類
競技特性による分類 |
主な競技種目 |
競技特性 |
持久力系スポーツ |
陸上長距離、マラソン、トライアスロン、競歩、自転車(ロード)、スケート(長距離)、水泳(長距離)、クロスカントリースキーなど |
長時間、運動を継続する競技です |
瞬発力・筋力系スポーツ |
陸上短距離、跳躍、投擲、重量挙げ、体操、スケート(短距離)、ボートなど |
瞬間的に大きな力を発揮することが求められる競技です |
混合(球技)系スポーツ |
サッカー、野球、バスケットボール、バレーボール、テニス、バドミントン、卓球、ホッケー、ラグビーなど |
持久力と瞬発力の両方が求められる競技です |
階級性(ウエイトコントロール)系スポーツ |
柔道、レスリング、ボクシング、新体操 |
階級やコンディションに合わせて減量や増量が必要になる競技です |
集中力系スポーツ |
アーチェリー、弓道、ゴルフなど |
体力のほか、高い集中力を要する競技です |

卓球選手だけに限りませんが、ハードなトレーニングを継続するためには、「栄養の質と量」を確保した食事を毎日とることが大切です。 質と量が充実したバランスのよい食事を無理なく用意するためのコツは、イラスト1に示したような『スポーツ選手の食事基本スタイル』を揃えるとよいでしょう。
つまり、1)ごはんやパンなどの主食、2)肉・魚・卵などの主菜、3)野菜・海藻・キノコなどを使用した副菜、4)汁もの(副菜をもう一品でも可)、 5)果物、6)乳製品、の6つのお皿を揃えることによって、日々のハードなトレーニングに耐えうるエネルギーと栄養素をしっかりと確保することができるのです。

『スポーツ選手の食事基本スタイル』を揃えることがすべての選手にとって重要であることはご理解いただけたことでしょう。
続いて、卓球選手が特に積極的にとりたい栄養素をご紹介しましょう。それは、「たんぱく質、カルシウム、ビタミンC」です。もちろん運動中の主なエネルギー源となる糖質(パスタ、ごはん、パンなど)、その糖質をエネルギーに変換する際に欠かせないビタミンB1などの栄養素も大切ですが、俊敏な動きをするために必要な筋肉の主材料である「たんぱく質」、カラダの支柱となる骨格づくりの要である「カルシウム」、筋肉と骨をつなぐ靭帯や腱に含まれるコラーゲン合成に必須の「ビタミンC」を積極的にとるとよいでしょう。
たんぱく質は肉や魚、卵、大豆製品、乳製品に豊富に含まれています。カルシウムはご存じの通り、乳製品に多く含まれていますが、それ以外にも小松菜や青梗菜などの葉菜や大豆製品、ひじきや切干大根などの乾物類、小魚にも豊富に含まれています。ビタミンCはみかんやオレンジなどの柑橘類、キウイフルーツやいちご、柿などの果物や、じゃがいも、キャベツ、ほうれん草、パプリカなどにたっぷりと含まれています。ぜひ卓球選手はこれらの食材を上手に活用して、競技力向上に役立ててください。
鮭にはカラダづくりに欠かせないたんぱく質の他、エネルギーを作りだす際に不可欠なビタミンB1やB2も豊富に含まれています。ほうれん草にはコラーゲンの合成に欠かせないビタミンCや、一般的に摂り難いといわれている鉄が豊富です。そして牛乳からは丈夫な骨づくりに役立つカルシウムがたっぷりとれます。さらに、パスタからは運動中の主なエネルギー源である糖質がしっかりとれるので、卓球世界No.1を目指す水谷選手にはとてもオススメなレシピといえるでしょう。 レシピ詳細はこちら>>>
アスパラガスと卵のマカロニサラダ
鮭とほうれん草のとろおマカロニグラタン
半生キャベツのサラダお好み焼き
魚介と青菜のクリーム和え
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公認スポーツ栄養士 管理栄養士・健康運動指導士 (株)しょくスポーツ 代表 こばた てるみ 3年間の銀行勤務後、スポーツ栄養の世界へ。日本初の公認スポーツ栄養士16名のうちの1人。 Jリーグ「清水エスパルス」、Fリーグ「府中アスレティック」をはじめ、競泳オリンピックメダリストやプロ野球、箱根駅伝選手など数多くのサポートを手がける。 また、10日で3万食完売したスポーツ弁当をはじめ様々な商品開発、合格レシピやOL&美ジョガー向けのヘルシー&ビューティーレシピ作り、料理番組出演など幅広い活動を行っている。 2009年にはアジア初開催の「国際生物学オリンピック」で選手の食事コーディネーターを担当。 中学・高校時代はバスケット選手として全国大会に出場。現在は二児の母として日々の料理づくり、食べ歩き、お酒、テニス、ゴルフ、ランニングなど「食とスポーツ」を楽しみながら実践中。 日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2009」キャリアクリエイト部門6位など受賞。 |